みほ さん | テニス部 | 中学 | . |
. | 2010/06/07 | ||
中学生の頃所属していた部活は厳しかった。 1年生の時、「球拾いはつま先立ちしろ」と先生に言われ うまくなりたい一心でそれを守った。 3年生の先輩たちの最後の大会が近づいたある日。 その日は先輩たちが空回りしているようで 先生が納得する動きができずに練習は延々と続いた。 最初はつま先立ちして球拾いしていた1年生も 時間が経つにつれ一人二人とつま先立ちをやめた。 私もやめようと何度も思った。 でも何かにとりつかれたかのように何かに賭けるように やめられなかった。 延々と続いた練習が終わった時 つま先立ちをやめられなかった私は 同じようにやめられずにつま先立ちを続けた友だちと一緒に泣いた。 やっと終わったという安堵感ややり遂げた達成感、 先輩たちがもうすぐ引退することへの寂しさや とにかく脚が痛くてもう立っていられない、という いろんな思いがごちゃごちゃになって 涙が出てきて仕方なかった。 |
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(真田) | みほさん(と、最後まで同じようにつま先立ちを続けた友だち)の気持ちというのは、すごくよく分かります。 言葉にしにくいんだけど、 >取りつかれたように、 >賭けるように というのは、大変上手い表現ですね。過酷なシゴキの場合、辛いから早く終わってほしい(この場合なら、自分で終わらせることもできたのか)けれど。でも、終わってほしくない気持ちも、と以前書いてくれた人がいたけれど。 3年生の引退への感情も相まって、感情が昂ぶって涙になってしまうって気持ちは、私もすごくよく分かりました。 というか、真田のサイトに来てくれてる人なら共感してくれる人が多数だと思いますよ。 感動的なので、続きやほかのエピソードも書きに来てください。 |
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